昨日のセミナーは、行動分析学に基づいた、行動を変えるための科学、これをしつけに生かしましょうというものです。
行動分析学とは、環境が変わると行動が変わるということを、科学的に追求する学問です。
科学ですから、徹底した実証、客観性・再現性・信頼性(だれがやっても同じ)を重視します。
そして、しつけ=行動を変えるということ。
この場合、心をどうこうということは考えません。
犬がどう思ってるかは、実証できませんので、行動から、心はわからないというスタンスです。
たとえば、道を歩いている犬に向かって吠える子の対処は・・・
きっかけ 行動 結果
犬が来る 吠える 犬が去る(通りすぎる)
吠えるを止めさせるために、結果である犬が去るということを一番重要視し、違う行動で同じ結果になるよう、行動を変える。
ステップ、手順を踏みますが、口にものが入ってると吠えられないから、犬が来る、食べる、犬が去るのようにすること。
どうやっても、この子にとっては、犬が去れば、目的が達成されるわけです。
このように考えます。
帰りがけに、講師の先生と少し会話しました。
行動から心はわからない。
ならば、怖いに端を発する行動(パニックになる)がある子に、行動学はどのようにアプローチできるのか。
心をまったく考えないことはないが、こういう場では話が拡散してしまうので、敢えて触れなかった。
何に怖いと思ってるかをさがし、それに慣れさせることだ、とのこと。
今やっていることを、続けることが、やはり解ということのようです。
怖いと思ってるところで食べさせろとも言われました。
でも、食べられないんですよというと、そこでしか食べられないとしたら、3日もしたら、生きる本能から、食べるようになる・・・
ん~!
そうかもしれないけど、それはちょっと・・・
経験を中心としたトレーナー(もちろんある種の学校には行ってるでしょうが)と、大学で、(行動学という)学問、理論を学んだ人。
トレーナーさんを探す際、こういったものも指標にする時代になりつつあるんでしょう。
今はまだ、飼い主の意識も含め、いろんな意味で、過渡期かもしれませんが。
なにか問題が起こった時の考え方のひとつ、アプローチの仕方の引き出しを増やすメリットはありました。
もう少し突っ込んで学んでみたい気持ちもあります。
それにしても、ほんとうにおとなしい花で良かった。
咬む、吠えるなど、なにか課題を抱えた子の対応が、自分にできたろうかって、つくづく思います。
あご、モフモフですよ。


ほめられたかどうかはあたちが決めるって習ったらしいの。
今頃知ったの?当たり前なのに、という花にぽちっと応援よろしくお願いいたします。
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